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年間を通して晴天の日が多く、「晴れの国」と呼ばれる岡山。そんな岡山らしい秋空が澄みわたる日、今回はとむぎ料理をご紹介いただくお店「ホリスティックキッチン ミレット」を訪ねました。
オーナーシェフの岡田賢治さんは、様々な穀物や豆を扱う雑穀店を営むご実家に生まれ、 幼い頃から栄養たっぷりの雑穀を自然に食べてこられたといいます。料理の道へ進んだあとは、 東京でホテルの料理長などを経験。8年前、独立を考えたとき、まっさきに頭に浮かんだのは、 自分の原点でもある雑穀料理をメインにしたお店を開くことだったそう。 そうして、雑穀の魅力をもっと多くの人に伝えるべく、地元岡山にレストランを開店。 店名の「ミレット」とは、英語で「雑穀」という意味。そんなところからも、岡田シェフの雑穀に懸ける想いが伝わってくるようです。
「実家の雑穀屋には様々な雑穀や豆、それを挽いた粉なんかが並んでました。僕は小学校に上がる前から、店先にあるはとむぎ粉で団子を作って食べたりしてたんです。なので、雑穀はとっても身近でしたね。だけど一般的に見ればまだまだ。ここのお店を開いた当初も、なかなかお客様にも受け入れてもらえなくて。歯がゆい気持ちもありましたけど、自分自身、小さな頃からずっと雑穀を食べてきて、それがどれだけ健康や美容によくて、おいしいものかは、自分の体や舌が一番良く知っていたんですね。だから、いつかお客様にもわかってもらえるだろうと。」
そう言って笑う岡田シェフ。
幼い頃の雑穀との出合いは、もしかしたら運命だったのかもしれません。



そんな岡田さんと取材班に加え、ご実家の雑穀店を継いでいらっしゃる弟の祐治さんも合流し、はとむぎ畑の取材へ向います。目指すのは岡山市内から南へ30分ほど車を走らせた玉野市にある、飯田さんのはとむぎ畑。飯田さんは、この地ではとむぎを栽培されてきた農家さんです。収穫の季節を迎えたはとむぎ畑には、黒や茶色のつやつやした実がいっぱい。しかしよく見ると、中にはまだ緑色のものもちらほらとあります。
「いろんな色をした実があるのは、はとむぎの熟れるスピードがバラバラだから。黒や茶色のはもう収穫できるんだけど、緑色のはまだ早いんだ。それがはとむぎの難しいところなの。収穫のタイミングが遅いと熟しきった実が落ちてしまうし、早すぎると少ししか穫れない。だいたい全体の8割くらいが熟れたのを見計らって、コンバインで一気に刈り取るんだけど、毎年この作業は緊張するね。今年もそろそろ、あと2、3日で刈入れだな。」
そう話すと飯田さん、「よかったらひと休みしませんか」とご自宅に招いてくださいました。畑のそばにあるおうちに伺うと、軒下には、既に収穫を終えたヒエやアワ、タカキビがたくさん天日干しに。飯田さん手づくりのお菓子をいただきながら、雑穀トークに花が咲きました。

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